国土調査事業

総勢100名の技術者集団が地籍調査事業を身近にします

国土調査のひとつである地籍調査事業の成果は、災害発生時の復元測量や、各種公共事業での円滑な用地取得、まちづくりに必要な土地情報のストックなど、国民生活に欠くことのできない重要な資料となります。私たちは、長年蓄積してきた地籍調査事業のノウハウと専門知識、正確な調査と測量技術、さらに100名の専任体制で、全国どこでも即時対応が可能なよう、事業の立ち上げから登記、維持管理を含め丁寧にフォローアップ致します。

国土調査(地籍調査)の作業工程

一筆地調査 地籍調査のE工程。登記簿や公図をもとに土地所有者の立ち合いのもと、一筆ごとの土地の所有者、地番、地目、境界位置を確認する。土地所有者への事業説明(地元説明会)も実施。
地籍測量 地籍調査のC~F工程。地籍図根三角測量、地籍図根多角測量、細部図根測量、一筆地測量、地籍図原図作成までトータルで実施。
地積測定 地籍調査のG工程。一筆地測量で測定された筆界点座標値の結果から、一筆ごとの土地の面積測定と、属性を紐付けた情報を作成。

南海測量設計「国土調査事業」の強み

一筆地調査

一筆地調査には、準備工程と現地調査があります。準備工
程では法務局の登記記録をデータ化し、調査区域内の土地
について、土地所有者等の調査を行います。現地調査の前
に土地所有者への事業説明(事業の必要性や実施範囲、実施時期の伝達と協力体制の依頼)を行い、土地所有者の
現地立ち合いのもと、一筆ごとの土地について所有者、地
番、地目、境界位置を確認します。同時に、境界標識を調査し、その結果を調査図として取りまとめます。

境界位置の確認


地籍測量

地籍測量

地籍測量は、一筆地調査の前に行うもの(地籍図根三角測量、地籍図根多角測量)と、一筆地調査の後に行うもの(細部図根測量、一筆地測量、地籍図原図作成)に分けられます。測量は、地球上に位置付けられた座標で管理を行うため、基準となる図根点の精度が向上するよう配置計画を立てます。立案後、測量標識の設置、観測、計算を行います。一筆調査で作成された調査図を基に、一筆地測量を行い、座標値との整合点検や、登記に必要な各種図面をCADを用いて作成します。


地積測定

地積測定では、一筆地測量で得た座標値から画地ごとの面積を計算します。また、一筆ごとの属性情報(登記に反映させる情報)も作成し、簿冊にまとめます。最終的に、図面類、簿冊、画地の情報が入ったCD-Rを成果として納めます。

図面の作成